革製品はプロの徹底した品質管理で

革製品は素材にバラつきがあるため、まったく同じものを作ることは困難です。私たちは革特有のクセを知り尽くしているプロ集団です。

お客様から依頼いただいた製品は、予算に合わせた素材・品質を保ち、一つ一つ「MADE IN JAPAN」の心意気を大切にし、日本の誇りと下町の人情を込めたものを製作しております。

どんな製品を制作するかによってその基準は様々ですが、基本的には耐久性があり手触性に優れた革が使用されます。
日常生活の中ではさまざまな状況が予測されるため、革に求められる基準値は高いものとなります。
例えば、バッグやベルトなどは日焼け、摩擦などの過酷な条件化を想定して作られます。

製品の大きさに比例するように、当然使用される革も大きさが変わります。
裁断・縫製して使われるとしても、例えばボストンバッグなどの面積自体が大きいので、小型の動物ではそもそも足りません。

過酷な状況化の使用を想定し、耐久性、耐摩耗性、防水性をつけるため、塗装により表面を保護する仕上げが一般的です。
ただ、塗装を厚くしすぎると革本来の風合いが損なわれてしまいます。
最近では銀面の美しさをいかした、ナチュラルな仕上げも増えています。

革は天然由来であるため、なめしの仕上がりや染色には多少のムラが生まれます。
それこそが天然の味でもあるのですが、バッグ等においては、他の皮革製品よりも均一性が求められます。
そのため革一枚単位での品質管理が重要となります。